Temple


temple

株式会社ミタカでは創業者から引き継がれた日本建築の中でも社寺建築の持つ木の文化ともいえる美と技を生かす技術集団で、古い歴史を持つ寺院では創業された当時の創始者である創始住職の発願の祈念と、建立に対し生活から生まれた浄財をご供養された壇信徒の方々の祈りそして担当した棟梁を筆頭に技の総力を尽くした多くの職方達の願いを、今、再生に依ってそのまま甦らせることを実現出来ることが私達の使命であります。
朽ちかけている病に陥った建物が助けを求めていることを、私たちは持てる技と願いを心に結集し、新しい生命の息吹を甦らせることに生涯の仕事として生かされている喜びとした職人の集団です。
三代目を継ぐ現社長は、次男であることも幸いし、身軽に行動出来たことから、在学中から父を手伝い22歳のときに、西日光耕三寺養明門回廊工事を四国観音寺在の棟梁と20人の大工職を始め各種職方を伴って、資材の買付運搬雑役を一手に一年間広島に渡ったことが建築の世界に飛び込む出発点でありました。
それ以来10年余り、耕三寺の凡ゆる建物を担当することから、大工棟梁から多くのことを伝授する誉れを与えられたものです。国宝三重塔の解体修理を文化庁が手掛けられているのを毎日勉強させて頂き図面一式をコピーして戴いたものは宝物の一つであります。
今その思いを、古く歴史を重ねてきた寺院を再び元の勇姿に再生する役割を果たせることを果報として努めさせていただきます。